Follow Us

意外と知られていないアイスクリームの歴史

今では世界でも広く食べられているアイスクリーム。そもそもアイスはどうやってできたのでしょうか?

アイスの始まり

The sculpture of the Alexander the great

アイスクリームの起源は食品を保存するために使用された氷を食べる時に蜜や果汁をかけていたことから始まります。 古代ギリシア・ローマ時代では、アレキサンダー大王が兵士の士気を高めるために奴隷たちに山から運ばせてきた氷に蜜や果汁をかけたものを食べさせていたらしいです。また医学の祖・ヒポクラテスの著書には「冷たいものを食べることは健康増進を促し、体を元気にしてくれる」と書かれています。 また、インドやアラブでも大昔に氷菓のようなものが食べられており、シャーベットは「千夜一夜物語」で出てくる氷菓のようなものの名前である「シャルバート」が由来と言われています。

アイスの技術革命

Fresh fruit sorbet ice cream in a white bowl close up.

11世紀に十字軍がシリアに遠征した際、「シャルバート」のレシピを持ち帰りました。その後イタリアのシチリアでナッツと果物が使われたイタリア語でシャーベットを意味する「ソルベット」が作られました。 このソルベットは16世紀にフィレンツェの大富豪メディチ家のカテリーナとフランス皇帝アンリ2世が結婚をきっかけにヨーロッパに広まりました。その後ルネサンスによって近代科学が発達し、氷と硝石を混ぜ合わせると温度が急激に下がることがわかったことで冷凍・冷却技術が誕生しました。

アイスクリームの誕生

ice cream against sea background

今のようなアイスクリームができたのは17世紀末になってからです。17世紀末にフランソワ・プロコープという人がパリで「グラス・ア・ラ・シャンティ」という、ホイップクリームを凍らせる方法を思いついたことで、庶民もアイスが食べられるようになりました。 アイスクリームの製造が活発になるのは19世紀からで、アメリカで牛乳の取引をしていたヤコブ・フッセルという人が余った生クリームをアイスにして処理していたことがきっかけです。 ヤコブはその後アイスクリームを販売するために牛乳工場をアイスクリーム工場にして大儲けをしました。その利益の一部は親友であるリンカーンに寄付し、奴隷制度の廃止に一役買っています。

日本でのアイスクリーム

Women eating Ice cream on vacation travel. Smiling girl having fun eating icecream outdoors during holidays in Tokyo street.

日本でも4世紀から氷に蜜をかけたものが食べられており、幕末にアメリカからアイスクリームが伝来しました。その後国内でもアイスクリームが販売されましたが、当時はかなり高価なものであったため、庶民は食べることができませんでした。 庶民でも食べられるようになるのは大正時代に入ってからで、喫茶店やレストランで提供され、現在ではお手軽に食べられるようになっています。